対策急げ!PPAP全面禁止

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Twitterが大反応! ピコ太郎氏驚愕!

2021年1月21日。Twitterの日本国内トレンドに激震が走りました。
それまで新型コロナウイルス関連ツイートが上位を占めていたトレンドの1位に予想外のワードが踊りました。

「PPAP全面禁止」

PPAPといえば2016年に公開されたピコ太郎さんのアレ。

YouTubeより

YouTubeで1.4億回以上も再生されているアレが禁止だなんて、一体どういうことなのでしょうか? きっとピコ太郎さんも「何が起きたの!?」なんて、相当驚いたんじゃないでしょうか。

 

ピコ太郎さんは関係ない方のPPAPだった

改めてニュースサイトを見てみると、今回のPPAPはピコ太郎さんのアレとはまったく関係のない方のPPAPのようですね。念の為、該当のニュースも貼っておきましょう。

 

今回話題になったのは、ピコ太郎さんよりも、もしかしたら皆さんの方がよほど関係が深いかもしれないPPAP。メールにファイルを添付して送る方法についてですね。例の「zip+パスワード別送」というやつです。

ここでなぜこの方法がPPAPと呼ばれているか、改めて見てみましょう。

 

ちょっと強引な呼び方ではありますが、コレが理由なのです。うん、PPAPですね。

皆さんの中にもこの手順でメールを送信している、あるいは会社のルールとしてこの方法を採用しているという方々は少なくないと思われます。なにせ、この方法は官公庁でも採用されていたくらいですから、日本国内のスタンダードになっていたといって良いでしょう。
今回最初に「禁止」を宣言したのは、この官公庁。2020年11月に平井デジタル改革担当大臣が会見を行い、内閣府の職員に対し、外部へのファイル送信時に行っていたPPAP方式の全面禁止を通達しました。それを追う形で2021年1月から日立製作所がPPAP方式を全面的に廃止することが報じられ、ピコ太郎さんの『ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)』が廃止になったと勘違いしたユーザが続出した――というのが今回の顛末のようです。

 

安心の材料から指弾の的に

実は、PPAP方式の問題点については、Webや通信技術に詳しい専門事業者の間では何年も前から指摘されてきたこと。『ありコレ!』でも平井デジタル改革担当大臣が会見を行った直後に「zip+パスワード別送」をキーワードにした記事でもその効果の薄さについて指摘しました。繰り返しになりますが、AAPP方式(zip+パスワード別送)は、通信技術的セキュリティ施策としてはほとんど意味をなしていないと言って良いでしょう。企業・法人の総務や法務、コンプライアンスを担当されている方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

霞が関も廃止「zip+パスワード別送」

ここで重要になるのは、すでに「zip+パスワード別送は本当に効果がないの?」という疑問は無駄だということ。

そして「PPAP方式に変わるセキュリティ施策を早急に実働させなければならない」という点です。

これまでも専門技術者の間では「なんだかなぁ」と受け止められてきたPPAP。これからは、この方式を使い続けることが「はずかしい」「わかっていない」、もしかしたら「非常識」と指弾されるかもしれないのです。
企業や法人にとって、信用は何よりも重要な資質のひとつ。きちんと実効性をともなった「PPAPの次」を用意することができなければ、ビジネスに大きな禍根を残すことにもなりかねません。

 

PPAPの代替策は「クラウドによるリンクURL共有」

結論から言うと、今後のメール応答では「ファイル添付そのものが無くなっていく」と考えられています。
では、ファイルはどうやって相手先にとどけるのか。

もちろんクラウドを使うのです。

これまでの「メール添付」は、文字通りメール情報にファイルをくくりつけて送るイメージです。これだと「zip圧縮しなきゃ」「パスワードを付けなきゃ」といった無駄な作業が発生します。さらにいうと、相手先を間違えて誤送信した際のリスクも非常に高くなると言わざるをえません。機密情報を誤送信してしまった際などは、まさに目も当てられない状況になるでしょう。
こうしたリスクを軽減してくれるのが、クラウドを活用したデータ共有サービスです。
この方法だと共有したいデータファイルそのものはクラウドのなかに置いておき、共有したい相手にファイルの閲覧URLを送る形になります。こうすることでメールに実ファイルを添付する各リスクを大幅に軽減することができるのです。

そうなると、次に問題となるのが、活用するクラウドの安全性や使い勝手です。現在、Webには多くのクラウド型ファイル共有サービスが存在しています。その中から最適なサービスを選ぶためには、以下のような機能の比較を行う必要があります。

 

 

迷ったらBox一択

非常に多くのクラウドサービスが林立するなか、どのサービスを選ぶべきか。

私たちジーベック株式会社は「迷ったらBox一択」と断言したいと思います。

まずセキュリティ性。これまで『ありコレ!』で何度もお伝えしてきたとおり、Boxはアメリカ・イギリス両政府が公式運用を認めたシステム。そのセキュリティの確かさは、世界中で広く認知されています。他の有名クラウドシステムも優秀かもしれませんが、皆さんの会社や法人が持つ情報の重要性と実績を考えたら、やはりBoxという回答が最も妥当性が高いと考えられます。
また、運用性についても、やはりBoxのシステムは秀逸です。先ほどご紹介した5つの機能について、すべて十分に担保されており非常に便利です。
今回はこれらの機能に中から、PPAP方式の代替策としての柱となる機能「ファイル共有機能」と「ファイルリクエスト機能」についてご紹介します。

 

Boxの「ファイル共有機能」

Boxにアップロードしたファイルの共有リンク(URL)を作成。これを相手先に共有することで、相手が直接「Boxの中にある対象ファイル」を閲覧できるようになります。
この方法を使うことのメリットは、①悪質な攻撃者に添付ファイルを盗まれずに済む、②相手先にウイルス付きメールを送るリスクの軽減、③誤送信した際にリンク機能を停止させることで機密情報漏洩を防ぐことができる、など。これまでメール添付で生じていたほとんどの課題を解決することができます。

Boxの「ファイルリクエスト機能」

Boxの「ファイルリクエスト機能」は、Boxのアカウントを持たないユーザに対して、安全かつ迅速にファイルとメタデータを入手するための機能です。イメージとしては、相手先に対し安全なデータ受け渡しフォルダを提供し、目標ファイルをそこにアップロードしてもらう形です。安全・安心・迅速の三拍子で相手からファイルを獲得することが可能です。

 

この2つの機能だけを説明すると「他のクラウドサービスでもできるぞ」と言われてしまいがちです。

ですが、ここで重要なのは単にデータを共有するこれらの機能と、自社内外それぞれに対する安全性のバランスなのです。
データの受け渡しがクラウド上で行われるようになる以上、クラウドそのものの安全性は何者にも代えがたい魅力です。また、この安全性を社外環境からのアクセスに対して常に担保できるかどうかも重要です。新型コロナウイルス感染症の猛威がいつまで続くかまったく見えてこない今日、社員が自社内のデータに対し「社外環境から」アクセスすることが考えられます。

こうした外部環境からのアクセスが社内環境と同じ迅速さで実現できること、そして常に安全が担保できること。こうした安全性をおろそかにしたファイル共有サービス選びは間違っているといえるのです。
そして、これらのバランスが高いレベルで担保されているBoxは、常に責任と信用を維持しなければならない企業が選ぶべきファイル共有サービスとして「一択」だと言えるのです。
なお、Boxについてのさまざまな特長やメリットについては、これまで『ありコレ!』でもたくさんご紹介してきました。緊急事態宣言が続く今だからこそ、改めて知っておくべきモノ・コトもあります。ぜひこれまでの記事もご参照ください。

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BoxはPPAP対策・新型コロナ環境下でのビジネスに最適

今回、「ピコ太郎、風評被害!?」などの見出しでネットを賑わせたPPAP方式。幸か不幸か、多くの企業にもPPAP方式の形骸が周知される結果となりました。
新型コロナウイルスの影響が残る今日、企業には社外環境から社内データにアクセスする仕組みやセキュリティ構築も並行して進めなければなりません。
その点、BoxはPPAP方式の代替策としての機能やコロナ禍に対応したセキュリティなど、企業に求められる機能がすべて高い次元で実現されていると言えます。
こうした理由から、ジーベックはPPAPの代替策として、またコロナ禍によるリモート勤務環境としてBoxをご提案しています。
もし、皆さんの勤務先でPPAP対策やリモート環境整備を行う際には、ぜひジーベックにお問い合わせください。皆さんからのお問い合わせをお待ちしております。