「デポジション・プリンティング」ってなに??

国際訴訟の「デポジション」で訪れる国際弁護士向けに誕生した「デポジション・プリンティング」
ジーベックソリューション

「デポジション」って一体なに??

皆さんは「デポジション」という言葉を聞いたことがありますか?

デポジション。

英語で書くとdeposition。

実はこれ、アメリカの民事訴訟の制度のひとつ、「証拠開示手続き(Discovery)」で用いられる証拠集めの手段のこと。裁判に関わる人物を公証人立ち会いのもとで嘘をつかないと宣誓させ、尋問。その証言を録取することを言います。日本のドラマなどでよく見る法廷のシーン。検察官が被告人にさまざまな質問をしていくアレを思い浮かべていただければ良いでしょう。

アメリカの訴訟制度において、この「デポジション」は非常に重要な要素と位置づけられています。どれくらい重要かというと、それこそ判決をひっくり返すことができるほど。関係者の口から「真実」との誓いのもとで発せられる証言は、それほど信頼性の高いものであると考えられているのです。

こうした重要証拠を得るための手段、デポジション。当然、悪事を行った側は罪を逃れるため嘘をつこうとします。こうした嘘を暴くため、デポジションはほとんどの場合「直接」「口頭で」行うことが通例となっています。

こうして得られたデポジションによる証拠は、判決をひっくり返すことができるほどの重要度と位置づけられます。デポジションはアメリカの訴訟制度にとってなくてはならない重要なプロセスなのです。

 

じゃあ、関係者が国外にいるときはどうするの?

このように、アメリカの訴訟の現場では非常に重要な位置を占めるデポジション。先程もお話したとおり、そのほとんどが「直接」「口頭で」で行われます。このため、たとえば弁護士は尋問する相手を訪ね、あちこち飛び回ることになります。

さて、ここでちょっと考えてみましょう。

尋問相手がアメリカ国内のときは、まあ「頑張って移動」するしかないでしょう。

でも、この関係者が国外にいるとしたら……?

たとえば、著作権や特許の問題。権利を持っている人と、権利を侵害した人のいずれかが日本人……なんて。実はよくあるコトなのです。そうしたとき、弁護士はどうすると思いますか?

答えは簡単。

行くんです。日本へ。

そうするしかないんです。

デポジションは判決を左右する重要な証拠を得るためのもの。どんなコストを払ってでも、勝訴を勝ち取るために行くのです。そして、こうしたデポジションのために日本を訪れるアメリカの弁護士は意外なほど多くいるのです。

 

他国の印刷会社なんて知らんがな!

さて、このように「デポジション」のために来日する弁護士に直接話しを聞いてみると、いくつかの共通の悩みを抱えていることがわかりました。

たとえば「デポジションに使う資料や書類が多すぎ」というもの。

皆さんもご存知の通り、紙は意外と重いもの。それをアメリカから持って来日する苦労と言ったら大変なものにちがいありません。

また、「そもそも日本の印刷会社なんて知らん!」というもの。他国、そしてその各地域の印刷サービスなんて知るわけもないし、調べようもありません。

他にもいくつかの共通した悩みがあることがわかりました。

そこで誕生したのがジーベックの「デポジション・プリンティング」です。

 

 

国際弁護士の悩みを解決する「デポジション・プリンティング」

Hand of asia woman are receive a box from delivery man in delivery service concept

ジーベック株式会社の「デポジション・プリンティング(Deposition Printing)」は、デポジションのために来日する国際弁護士の皆さんのために誕生したサービス。デポジションのために必要となる書類や資料を必要に応じて印刷し、ご指定の日時・場所にお届けするサービスです。

このサービス最大のポイントは、日本の地理や企業をご存じない弁護士の皆さんでも簡単に利用できる点。アメリカ出発前に高セキュリティのクラウド環境でデータ入稿していただければ、デポジションを行う大使館などに印刷物を確実にお届けすることができるのです。これで、土地勘がない日本でもデポジションに必要な資料環境を確実に整えることが可能です。

アメリカからのデポジション支援を要請されている日本の国際弁護士事務所の皆さま、あるいはディスカバリに関わるフォレンジックの皆さま。ぜひジーベックの「デポジション・プリンティング」で来日される弁護士の皆さんの業務負担軽減を実現してください。

 

 

国際訴訟支援に特化したジーベックの体制

ジーベックは国際訴訟支援に特化したサービスをご提供している専門企業です。eディスカバリーを含むディスカバリー制度の特性を熟知。デポジションに求められる要件に的確にお応えいたします。

 

ジーベックの「デポジション・プリンティング」の特徴

【Point1】求められる要件すべてを満たせること

デポジションでは①膨大資料の印刷・丁合い、②日時厳守、③場所厳守、④機密保持といった「デポジションにおける必須事項」を確実に実現することができる体制を整えています。

 

【Point2】英語対応可能

デポジション、そしてディスカバリーに関わるプレイヤーは基本的に英語圏の皆さま。スムーズな対応をお約束するためには十分な英会話対応力がなければなりません。ジーベックはもちろん英語OK。お問い合わせの際から英語対応いたします。

 

【Point3】ディスカバリー制度を熟知

国際訴訟は制度に対する正しい知識がなければ準備や支援を行うこともできません。ジーベックは専門企業として「ディスカバリー」「eディスカバリー」「デポジション」などの制度に関する正しい知識を持ち、十分な経験値を積み重ねてきました。「もう一度」が効かないデポジションにおいても、安心してお任せいただける環境が整っています。

 

【Point4】高機密保持体制も十分

ジーベックはboxをはじめとする高機密対応型のクラウド提供事業も行っています。この実績のもと、皆さまからの機密データを安全にご入稿いただき、確実に印刷・納品するための体制を構築しています。

 

「デポジション」のノウハウで他の皆さまの課題も解決

ジーベックの「デポジション・プリンティング」は国際訴訟に関わるアメリカの国際弁護士の皆さま、ディスカバリーに関わるフォレンジックの皆さま用のサービスとして生まれました。

しかし、この「デポジション・プリンティング」のサービス特性を見ると、

  1. 遠距離から高セキュリティ環境でデータ入稿可能
  2. ご指定の日時・場所までお届け
  3. 資料ごとの丁合い・製本も可能
  4. 英語対応可能

といったもの。私たちジーベックは国際訴訟支援を行う企業として、ディスカバリーに関わる皆さまの支援をと考えてこのサービスを作りました。

しかし、あるとき別のお客さまから

「これ、うちでも使えないかな」

とご相談を受けたことがあります。

そのお客さまは、とある大学に研究室を構える先生。毎回学会で全国を飛び回る際、資料などを持ち歩いたり、学生たちの発表物を輸送するのが大変なのだとか。

私たちのサービスは、皆さまの課題解決のためにあるもの。「デポジション・プリンティング」も弁護士以外の皆さまにご活用いただくこともできるのです。

使い方は発想次第。ジーベックの「デポジション・プリンティング」は国際弁護士の皆さんをはじめ、様々な分野で活躍する皆さまの利便性を高めるサービスとしてご利用いただけます。

 

 

ジーベックの「デポジション・プリンティング」について
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